吉祥寺の井の頭自然文化園の中にある熱帯鳥温室が老朽化のため近々閉鎖するという話をききつけ、行ってきました。1962年にオープンしたガラス張りのモダンな温室は50年以上の月日を経てものすごいことになっていました。建築物が植物に飲み込まれるまさに臨界点という感じで、ちょっと恐怖を感じるくらい強烈。見るなら今です。以下雰囲気が少しだけ分かる写真を何枚か。
吉祥寺の井の頭自然文化園の中にある熱帯鳥温室が老朽化のため近々閉鎖するという話をききつけ、行ってきました。1962年にオープンしたガラス張りのモダンな温室は50年以上の月日を経てものすごいことになっていました。建築物が植物に飲み込まれるまさに臨界点という感じで、ちょっと恐怖を感じるくらい強烈。見るなら今です。以下雰囲気が少しだけ分かる写真を何枚か。
上の画像は左がPhotoshopで「ノイズを加える」でノイズを描画したもので、右が「描画」から「雲模様」っていうのをやると生成されるパターン。雲模様というのはパーリンノイズ (perlin noise)と呼ばれる技法を使っていて、これは1997年にKen Parlinという人が発明した、より自然な...つまり確かにランダムで規則性は見えないけど完全ランダムよりもうちょっと連続しているような乱数を発生させるアルゴリズムで、これはCGの世界で自然なテクスチャの質感を生成したり、地形を生成したりするのに使われたりする。パーリンノイズについて詳しくはこことかこことかここ参照。
パーリンノイズを利用して最近たまたま見た面白いプログラムを見つけたのでいろいろメモ。
本屋を歩いている時にたまたま出会う、Amazonでレコメンドされる、ブログで知る、人から勧められるなど、本との出会い方は色々。今日たまたま本をとある切り口で紹介しているtumblrを見てなるほど、と思うことがあったのでメモ。
お知らせ。BNNから発売中の「GIF BOOK」に、「新しい現像のかたちとしてのGIF」というコラムを書いたよ。「コンテンツ制作者のためのGIFガイド」とありますが、昨今のGIF事情がしっかりわかるとても資料性の高い本になってます。
誕生から20年の歴史を経て、2012年オックスフォード米語辞典が選ぶ今年の言葉に選ばれるなど、下積みが長過ぎたお笑い芸人のような大ブレイクの様相を呈するGIF。なぜいまGIFなのか、そもそもGIFってなんだっけ?そんなことを考えるのにうってつけの本です。ちなみに、この本に紹介されているGIFはココにまとまってるよ!
最近「はかなさ」に注目したサービスが気になっている。
基本的にテクノロジーって解像度をあげていく方向に進化してますよね、すべての空間の情報を、すべての時間において、どれだけ精彩に生け捕り、どれだけ精彩に再現するかっていう方向に。最近気になっているのは、あえてそうしたテクノロジーの進化の方向とは逆のアプローチをとることによって、情報や体験の質を上げるという戦略。極めて解像度の高いもはや人間の手に余る情報量がバンバン放出されている今でこそ、このアプローチはズシンと響きます。
60年代〜70年代中頃のデザインというのは、ミッドセンチュリーなんていわれるようにファン層が多かったりして、デザイントレンド的にも再帰率の高い時期だと思うんですけど、一方70年代後半〜80年代ってまだ、ある種のトレンドとして観測できるまでにはリバイバルっぽい動きって無い感じがするなあと思ってた。で、最近その時期のトレンディーなペラペラした感じだとか、ニューウェーブの無駄にとんがった感じとか、子供向けのテレビ番組のテイストを踏襲したものが、ここ数年の音楽側の80sリバイバルに呼応する形でよく見るなと感じていて、かつそれが一種のスタイルとして完成されつつあるな、と思ったので適当にまとめてみた。
そういえば、こちらでのご報告がすっかり遅くなってしまいました。4月より約6年間住んだ関西を離れ、東京へ転居いたしました。今後ともよろしくおねがいいたします!
最近、スポーツ選手がヘルメットにつけたりするような携帯用カメラの解像度があがって結構面白いことになってる。GO PROというやつがこの手のカメラの代表格で、YouTubeで探してみると、エクストリームスポーツを臨場感たっぷりにおさえたような定番の映像の他に、GO PROの携帯性を利用した実験的な面白い映像がいくつかみつかって、これはちょっと面白いなと思ったのでまとめておこうと思った。
ちょっと前にJonas Erikssonさんというデザイナーのつくった「76-Synthesizer」という架空のiPhoneアプリのUIデザインがめちゃくちゃセクシーで驚いたんですよ。色っぽいとしか表現しようがない。
最近のiPhone/iPadアプリのデザインとか見てると、ものすごくよくできているものがたまにあって、フォトリアリスティックなんだけど真俯瞰でUIっぽさを担保している...みたいな独特の質感になってる。こういうデザインって、UIデザインの歴史としてとらえると、まず、OSで描画できるグラフィックが32ビットになったことからはじまり、Photoshopの機能の充実、デザインのメソッド化、Illustratorのグラデーションマップ芸の成熟なんかも影響して、結構自然な流れのように感じちゃうんだけど、グラフィックデザイン史として見るとかなり特異な状況になってきているんじゃないかという気がする。