Holding The Viewer 2.0




holdingtheviewer.gif

最近、スポーツ選手がヘルメットにつけたりするような携帯用カメラの解像度があがって結構面白いことになってる。GO PROというやつがこの手のカメラの代表格で、YouTubeで探してみると、エクストリームスポーツを臨場感たっぷりにおさえたような定番の映像の他に、GO PROの携帯性を利用した実験的な面白い映像がいくつかみつかって、これはちょっと面白いなと思ったのでまとめておこうと思った。

フラフープにカメラをつけて発明

剣の先にカメラをつけて振り回す

首もとにつけてFPSゲーム風

Darren Aronofskyが「π」でやってた撮影方法も同じような雰囲気。あれは常に画面の中心に頭=脳みそがくるような演出になってる。Snorrie Camと呼ばれる手法で、役者の身体にカメラを固定させて撮ってるらしい。

PiでのSnorrie Camの解説が1:53あたりから

Snorrie Camの参考映像

こう考えると、この手法を後ろ前逆にしたのが前にも紹介したAVATAR MACHINEだね。

AVATAR MACHINE

ちなみに、今回の記事のタイトル「Holding the Viewer」は、アメリカの実験映像作家Tony Hillの1993年の同名の作品タイトルから。棒に固定したカメラを振り回すことで上記のGO PROで撮影した映像のような映像を撮ってる。タイトル通り「視聴者がかつがれている」感覚が味わえる。

Holding The Viewer

Tony Hillは「Holding The Viewer」以外にも「A Short History of the Wheel」や「Down Side Up」など、カメラを利用した様々な「視点の操作」をする作品で知られる。

A Short History of the Wheel

Down Side Up

他にもここでいろいろな作品がみれるよ→http://tonyhillfilms.com/films


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