先日First Person TetrisというFlashでつくられたゲームを見て、その動きが予想外というか、つい「そっちかよ!」とつっこみたくなってすごく面白かった。こういうアイデアって笑えるし、つい人に教えたくなるよね。要するにこれが逆転の発想ってことなのかも。今回はこういう「そっちかよ!」とつっこみたくなるアイデアを利用したもので、比較的わかりやすいものをいくつか集めてみたよ。
First Person Tetris
→http://firstpersontetris.com/
テトリスブロックを回転させると・・・これはやっぱり背景の写真がリアルなのがいいんだよね。ゲームの世界と周りの世界をトーンとしてもちゃんと切り離した上で、画面の中の事だと思っていた操作が裏切られるということが大切。
Cameltry
First Person Tetrisを見て思い出したのが「キャメルトライ」。ボールは常に画面中央付近にあって、画面全体を回転させてボールを導くというルール。普通は迷路を脱出する、みたいなルールの場合、キャラクター自体を操作して画面が自動的にスクロールするようなものはよく見るけど、これは逆のアプローチをしていて面白い。
車輪の歴史
イギリスの映像作家Tony Hillの傑作ショートフィルム「車輪の歴史」。時代の流れを車輪の変化とともに追うというもの。主題である「車輪」を最初から最後までしっかりと中心に据えていて、すごく賢くて格好いい。それにしてもTony Hillの作品集、DVDで出ないかなあ。
Remote Control
まさに逆転の発想をそのまま映像にしたような作品。一瞬「こっちみんなwww」状態になるところで毎回噴く。この発想は好きだなー。
ミニチュア映像
Colorama - Makeover from Upper First on Vimeo.
アオリ撮影でミニチュア風にする手法はおととしくらいからちょっとしたブームで、一眼カメラで映像が撮影しやすくなってきたこともあって、ミニチュア風映像っていうのもよく見るようになってきたよね。で、この映像はその流れを裏切る形になってる。要するに「ミニチュア風映像だと思ってたら本当のミニチュアだった」という(ここを見ると、厳密には本物のミニチュア風に見せた実写だということが分かる)あたりまえの事が今だから面白いというのをちゃーんとわかってる人の仕業。
色が変わるカードマジック
ちょっとした心理実験。マジックのトリックがわかるかな?って「そっちかよ!」
発想としては
も同じ発想だよね。
何か決まったフォーマットがあったら、それをいろいろな方向から「逆に」考えてみると
いろいろ面白いことが思いつくかもしれない。