
GWを利用してちょっと金沢まで行ってきた。21世紀美術館が見てみたかったので。大阪から特急サンダーバードで2時間30分。新幹線で東京へ行くのと同じぐらいの時間。

昼は、うまいと評判の乙女寿司へ。んまかった。近くの飲屋街の雰囲気が、ちょっとつげ義春の匂い。「イシャはどこだ!」


レアンドロ・エルリッヒの「レアンドロのプール」。プールの下に人が沈んでいるように見えるインスタレーション。

プールの中から見るとこんな感じ。地下室の空間と上のプールの間に強化ガラスがあって、その上に水が流れているという仕組み。全然知らない人に向かって手
をふったりして、ちょっとしたコミュニケーションが成立するのが面白い。館内にはこの作品の他にもフローリアン・クラールというアーティストの「アリーナ
のためのフランクフェルト・ナンバー3」という作品があって、これは美術館の外の芝生に12個のチューバの形をした管が12個うまっていて、それぞれの管
がランダムにつながっていて、見知らぬ人と会話できるようになっていたりして、ちょっとしたコミュニケーションを誘発する仕掛けが盛り込まれているように
感じた。

これは、ジェームス・タレルの作品の一部。新潟にある光の館と同様のコンセプトのもので、ホワイトキューブの天井がぽっかり開いていて、光の色が
移ろう様子がタブローに描かれているように見える。


緑が深い。飲み込まれそうな勢いで深い。

市街地でよく見かけたマーク。「トマレ」の代わりにこの足跡のマークが描かれている。
はじめてみた。
はじめてみた。

骨董屋の近くにあった倉庫。そそる色合い。

いろいろ散策して、シメはあうん堂で珈琲をいただく。古本のセレクションもいい感じ。ちょうどギャラリーで展示をしていたドウガミスミコさんという方の陶器がとてもよかった。mina perhonenのテキスタイルを思わせる質感だった。

西茶屋町の甘納豆かわむらの甘納豆。んまいです。お茶に合う。オススメ。

戦利品。カラーブックスの「コーヒー入門」やっぱりこのカバーがついてる本はそそるなあ。ペンギンブックスやマラブフラッシュみたいなペーパーバックのコレクターはいるけど、日本でもカラーブックス集めてる人いそうだなーと思ったら、いた!
「カラーブックス」という本を覚えていますか?
これは昭和37年から延べ909編が刊行されたカラー写真文庫シリーズで、芸術、趣味、自然、科学、旅行ガイドなど幅広い分野をカバーしています。ざっとタイトルを挙げるだけでも「サボテン」「駅弁旅行」「つけもの」「蒸気機関車」「ミツバチの世界」etc...こんな雑多なジャンルが全 部で909種類!中には「宝石」「新しい宝石」「宝石のみかた」とか、何の違いがあるんだかわからない物もあるのですが、本当に膨大なジャンルをその一冊 一冊が深く掘り下げているのです。
発行元の保育社は他に原色図鑑シリーズなどで有名で、以前は新刊書店の片隅にカラーブックス専用の回転棚があったほどですからそれなりの出版社だったのでしょう。しかし平成11年、業績悪化から和議を申請。
現在は新刊の発行はなく、在庫が大手書店などで売られているのみとなってしまいました。そんな「カラーブックス」ですが、古本屋の文庫棚や店頭の均一本棚を見れば100~300円くらいで見つけることが出来ます。そうやって5年間で約半分の440タイトルほどを集めてきました。その中から少しずつ紹介していこうと思っています。
カラーブックス保存協会
ステキー。
ステキー。
2008年5月 8日 09:34
| Category:
| Comments(0)