印刷解体




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日本の文字印刷を支えてきた「活版活字」、写植(写真植字)の「文字盤」を中心に、小口木版の商標版下、印刷雑誌、戦前戦後に発行された内外の印刷年鑑、紙見本帖、デッドストック紙、タイポグラフィー集、印刷見本など、印刷に関わるモノを広範に販売します。

やっぱりデザインの基本は文字組みというわけで、アドビなソフトを使えばあっという間にそれなりのものが出来てしまう今、本来文字組とはどういうものだったのか、見ておくと何か掴めるかも。

本展は、不思議な存在感をもって現在かろうじて存在している、かつて印刷を支えてきたモノたちを、捨て去られてしまう前に、いま一度改めて眺めてみようというものです。「印刷解体」といういささか刺激的なタイトルには、これまでの印刷過程が解体されつつあるいまという時代、そして印刷を構成していたモノを腑分け=解体し、ここに展示、販売するという、二重の意味を込めています。

ということで文字盤や活版活字を組んだペーパーウェイト、仕切り箱などを販売するとの事。いわば活版印刷の形見分け。モノをつくる人間としては、しっかりとその血を引き継いでおきたい。もちろん血の色は黒だ。

パルコ地下のロゴスギャラリーにて11日から9月いっぱい。

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