ワラッテイイトモ、展




ワラッテイイトモ、展

こちらで知ったUPLINK GALLERYでやってる「ワラッテイイトモ、展」に行ってきました。ようやく見る事ができた。K.K.氏の別の作品も展示されていた。(ホルマリン漬けのカエルに遠隔ブレスコントローラーで息を吹き込むというDamien Hirstバリの作品と、ネットに転がっているグラビアアイドルの画像を引き延ばした作品)

以前書いた記事からもう2ヶ月近く経ってしまってるけど...見ました!「ワラッテイイトモ、」面白かった。40分くらいの結構長い作品だけど、まったく長く感じなかったし、クライマックスの電波に乗った映像を受信するテレビ、手持ちカメラの映像、そしてそれを写すテレビカメラという沢山の視点が12:00に一気に交差する所はすごく興奮した。終わった後も砂荒らしをずーっと眺めてしまうほどだった。

この作品で何度も出てくる公園の真ん中に突然テレビがおいてあるシーンは今後語り継がれるだろうな。(そういえば一昨年くらいに海岸に大量のテレビが漂着したってニュースがあったけど、あの光景を思い出した。)

カットアップという手法に、呪術というキーワードからバロウズの影響は明らか(というか、オープニングで突然バロウズの朗読をまぜたりしてるしね)だし、いろいろな所で指摘されてるように、寺山修司とか、ゴダールとかいろんな影響が汲み取れる。映像をカットアップするだけではなくて、様々な手法やテイストまでもズタズタにカットアップされている感じがする。でも密度が高すぎてグデグデになる事も無く、クライマックスもちゃんとあって、ものすごくよく出来てると思う。

「ワラッテイイトモ、展」はUPLINK GALLERYで2/1まで。残りあとわずか。とりあえず最後に「見といたほうがいい」とだけ言っておく。

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