ヨーロッパ旅行レポート:ブリュッセル編




ロンドンからドーバー海峡を越えて、ベルギー経由でオランダへ大移動。延々と続くかのような牧草地帯とどんよりとした雲を眺めながら、なんとなく憂鬱な気分にもなったりもした世界の車窓からSLN版。BGMは懐かしのBLECH Mixed by Strictly and DJ Food.

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Eurostarに乗って、イギリスと大陸を結ぶドーバートンネルを20分で通過。トンネルを隔てるだけで時差が1時間。まさか電車で時計を現地時刻に合わせることになるとは。昔北海道から九州へ引っ越した友達に「今そっち何時?」と聞いてしまった事があるのだけど、なんだかそういう感覚に近い。

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ブリュッセルはとにかく殺風景。何も無い、というわけではないのだけど、どこなくドンヨリとした空気が漂う。雨という事もあって、外を歩いている人も極端に少ない。とりあえず名物であるサンミッシェル大聖堂を見に行こうと中央駅から少し歩く。デカい!

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*St.Michel大聖堂。手前が工事現場で汚かった。

なんか入り口のすぐ横を大穴あけて工事してるみたいで汚いけど...とりあえず中に入ってみると、13世紀から15世紀まで約300年の年月をかけて造られたという内部は...こりゃスゴイ。ものすごい高さに天井があって、ものすごい大きさのパイプオルガンが壁に張り付いている。ステンドグラスから差し込む光が幻想的で、足音の残響音もかなりすごいし、この巨大なパイプオルガンが鳴ったりしたら、ある種のトリップ状態になりそうだ。それこそ神さまが見えちゃったりする人もいるかもね。要するに宗教ってそういう事なのかも。

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*ドアを抜けるとスコーンと抜けた空間が

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*パイプオルガンのお化け

ブリュッセルはヘンな町だ。複雑なゴシック建築と対照的なモダン建築が交互に並ぶ。国立銀行の横をあるいて、遠くからもよく見えるビルを見に行った。ブリュッセルといえばEUの本部があるという事で、もしかしてあれがEU本部?などと思っていたが、どうやら銀行らしい。

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*ブリュッセルにそびえる殺風景ビル

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*誰も居ない...

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*何も無い...

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*殺風景なビルと遠くに見える教会。これがブリュッセルのリアルな風景。

天気は生憎の曇り空。風は強く、時折冷たい雨がパラついている。コンクリートでできたまるでミニマルアートのようなビルに、だだっ広い誰もいない広場....ダメだ...本当はブリュッセルで一泊してもいいなとも考えていたのだけど、どうしてもこの街の重苦しい空気に耐えられず、アムステルダムへ直行する事にした。

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