北欧（＝アイスランド、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン）のプロダクトや家具や建築（あとMarimekkoのテキスタイルとか？）ってすごく人気あるけど、北欧のグラフィックデザインはどうなんだろう？アイデアの今月号も北欧のグラフィックデザイン特集ということで、最近の北欧ブームにのっかって、北欧のグラフィックデザイン本をリサーチ。
IDEA NO. 302 : Graphic Design in Scandinavia
建築や家具に代表される昨今の「北欧デザイン」への関心は，徐々に北欧のグラフィックデザインにも向けられつつある。グラフィックデザインの「辺境」として，今まで語られることのなかった北欧のグラフィックデザインをより深く理解するために，北欧五ヶ国の知られざるグラフィックデザインの歴史を紐解く。
SWEGD Swedish Graphic Designers 2004
スウェーデンを代表するグラフィックデザイナーの作品をまとめたコンピレーションブック。ゴールドの布張りに箔押しされた455ページ、辞書サイズは見応え十分。
55 Degrees North : Contemporary Scandinavian Graphic Design
This book surveys the contemporary Scandinavian graphic design scene with 360 lavish color illustrations that reflect the prolific output of a new generation of Scandinavian talent. Featuring work ranging over several mediums; from pixel-based art, 3D character design, and web and video projects to record sleeves, flyers, posters and editorial design, 55 Degrees North brings together fifty-five of the best graphic designers from Denmark, Finland, Iceland, Norway and Sweden, many of whom are now working in London and New York.
North by North : Scandinavian Graphic Design
After a close look at recent design developments in both Switzerland (Swiss Graphic Design) and Japan (Narita Inspected), North by North highlights the current state of young, contemporary Scandinavian graphic design. Exploring the astonishing variety and quality of emerging talent, from this area in all areas of graphic design.
気になった本だけ集めたんだけど、思ったより沢山あるなあ。プロダクトや建築に関する本だと本当に沢山ある。
余談：
北欧ブームについて調べてみると、ヒッピームーブメント真只中の60~70年代に「フリーセックス思想」やら「ポルノ解禁」を巡って、一度北欧ブームがあったらしい。デザインじゃないのね．．．（アメリカ公開を巡って裁判問題にまで発展し、ポルノ解禁の先駆けとなった映画「私は好奇心の強い女」は、かなりカッコよさそう）で、その後雑貨好きな女の子とかを中心として北欧がちょっとしたブームになったのって、「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」の公開あたりかな？関連要素としては、プチグラ（一部の書店で売れまくっているであろう「北欧デザイン」シリーズの第三段はグラフィックデザインらしい。「家具と建築」「プロダクツ」そして「グラフィック」という順番はかなり正しいかも？）とか、Spoon.とか、Bjorkとかエトセトラエトセトラ．．．