メディアファッション2003レポ




ウェアラブル機器の未来像を描くファッションショー「メディアファッション2003」開催

どうして、「ウェアラブル」ってこんなにうさんくさいんだろう。おそらくデジタル機器を身につける「ウェアラブル」というコンセプトが表に出ている限り「うさんくささ」は消えない気がする。なんとなくだけど。その点電子ペーパーを組み込んだ、背中のSTAFFの文字が変化するジャケットは結構ピンとくる。

廣瀬教授はコンピュータや通信技術の進歩により、コンピュータが小型化され、身にまとえる(ウェアラブル)になることが必然とした。現在、産業/軍事向けにウェアラブルコンピュータが研究/一部実用化されているが、技術の発展で家庭向けに、さらに個人向けのウェアラブルコンピュータが登場するとし、その際にはFunction(機能)よりもFashionとしての側面が顕在化すると述べ、ファッションの観点からウェアラブルコンピュータを論じる意義とした。

本当にそうなんだよね、そうなんだけど、このレポートにある作品のほとんどが、Functionに振り回されてる感じがすごくあるから、見ていて気持ち悪いんだ。

ところで、シンポジウムで隈研吾さんが紹介してるホラインという建築家の「ウィーン大学拡張計画」(建物を拡張したような感覚になる錠剤!)と、「拡張された居間」(居間が広く居感じるデバイス!)がめちゃくちゃ面白いなあ。(拡張された居間、のdomusのキャプチャー画像を何故か持っていて、ずっと何だかわからなかったんだけど、分かってよかった。)

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