Generative Design = コンピューターをツールとしてではなく、素材として扱うという事。/単純なアルゴリズムから予測不可能な複雑な結果が導き出されるという事。インターフェイスの後側にある、「演算」「仕組み」を利用した、いわばメタ・デザイン。
↓
コンピューターは優秀なソフトウェアのおかげで、筆になり、製図台になり、音楽スタジオになった。しかしコンピューターは絵を書いているわけでも、楽器を弾いているわけでもない。ただ単に演算=computeしているだけなのだ。Generative Designとは、コンピューターの本質である演算に再び注目してみる。つまり、ループするコマンドを打ち込めば、永遠と同じ作業を繰り返す、律儀で不器用なコンピューターというガジェットを、見つめ直す試みである。
簡単に調べてみると、やはり、先鋭的な研究をしているのはMITのJohn Maedaの研究グループ、the aesthetics + computation group (美と演算)この研究グループは、Design By Numbersと、その発展系であるProce55ingという二つプログラミング言語を開発している。面白そう!Design By Numbersについては日本語の書籍も出ているのでちゃんと読んでみたい。
- Design By Numbers - デジタル・メディアのデザイン技法
- Life & Oblivion - Generative Design : Beyond Photoshop
- 佐藤雅彦研究室がやってた「動け演算」も、やはり美と演算をテーマにした作品。
- 立花ハジメがやってた信用ベータも、あるい意味Generative Designといえるかもしれない。
- さらに遡れば、OnScreen Art Projectなんてのもあった。
2003年6月28日 19:12
| Category:
| Comments(0)